最近の活動
最近の活動状況についてお知らせします。
現在私たちは、アニマリズムが社会で進展していく上でどのような過程を経るか、その各段階でどのようなタスクが発生するか、またその事業上の優先順位について、ディスカッションを行っています。
また現在の活動の改善についても方策を話し合うなどしています。
9月からは、オランダ「動物のための党」が設立した「Animal Politics Foundation」が開催している、各国の動物党がメンバーとなっている定期ミーティングに、参加することになっています。
今後のアニマリズム党の活動について
現状からゴール(=アニマリズムに基づく社会が達成された未来)の各段階の活動は、大まかに図のような過程を経ていくと想定しています。
数字は、タスクの優先順位を表しています。

① ゴール・ビジョン・概念の提示
アニマリズムに基づいた社会はどのようなものか。明確なゴールとビジョン、基本となる概念や考え方を提示する必要があります。この作業に相当の時間をかけ、平明かつ完全なものを作るべきです。
アニマリズムのゴールを示すことにより、アニマリズム党と参加者が拠って立つ目標と軸ができます。また、社会に対して活動の理由と価値を示し、共感者を増やすことができるでしょう。
完成したものは小冊子とWebページに公開し、ウェビナー等によって周知を図っていく予定です。
② 現状研究・分析
日本には、動物党や動物を包摂した社会を作るための政治に関する知見がほとんどありません。ゆえに、私たちが次に為すべきは「現状研究・分析」です。
日本の動物に関する法律、行政、経済等の情報を収集し、分析します。同時に、動物党先進国の状況に関する情報収集と分析を行い、具体的な成功例、失敗例を研究します。
このことにより日本の強み、弱み、進展している点、遅れている点を明らかにし、成功への道筋、方法、戦略などの仮説を立てることができ、③と④に繋ぐことがます。
③ 政策研究
ここまで行った後にようやく「政策研究」に入ることができると考えています。政策研究は、省庁ごとに行うことになるだろうと予想しており、優先順位を付けて行っていくことが必要です。現在のところ、最初に行うのは、文部科学省が所管する事業分野、つまり、教育・文化に関する政策であろうと考えています。
④ 政治活動・選挙
政策研究が一段落したのちに実行することになります。
○学びの提供
「学びの提供」は、タスクの各過程で得た知見をSNSやウェビナー等で共有することによって行います。
これは日本における動物に関する知識と意識を底上げし、動物擁護活動の進展、アニマリズムに基づく社会の実現のためにもっとも重要なタスクの一つとなります。
まとめ
「① ゴール・ビジョン・概念の提示」が、私たちの活動の指針、軸となるものであり、最も重要。
「② 現状研究・分析」が、その後の③と④の基盤になります。
ゆえに、当面は①と②に十分に時間をかけて取り組みたいと考えています。