人類は、動物の一種です。
人類に権利があるとしたら、動物にも権利があります。
動物としての人類の視点で、動物に関する問題に対処します。
目標
動物解放
(アニマリズムに基づいた社会の実現。
人間が動物を利用せず苦痛を与えることがない社会
動物の権利を憲法に明記し動物の尊厳や自由を保障する社会を作る。)
政策の指針
「この政策は、動物解放を最も早めるか」
政策の特徴
考え方
- 政策の最終目標は、「アニマリズムに基づく社会の実現」、「動物解放」です。
来るべき未来「動物解放」が実現された社会に立ち、過去(現在)の社会を振り返ったとき、解放を実現するまでにはこのような政策や研究が実行されたであろう、という視点から政策や研究を導き出しています。 - 動物の視点から人間社会を見た場合、自分たちを解放するためにこのような政策を行って欲しい、と考えるであろうという観点から政策立案を行っています。
- 意志や感情や感覚を持っていながら、多大な苦痛を与えられ続けている動物を、早急に保護し、権利を獲得し、解放し、自由・尊厳・生命を保障します。
- 動物の身体生命は動物のものです(あなたの身体生命はあなたのものであると同様)。
- 日本社会は、日本人のためのプラットフォームであると同時に、日本に存在する動物のためのプラットフォームです。
- 動物の利用搾取を止めることは、人権侵害、社会的弱者の立場、あなたの心身の状態、気候危機、環境破壊、資源の浪費を改善します。
- もし人類が「人類は他の動物より優越している」と思っているとしたら、それは人類だからです。
- 人類は自由と権利を持ち、責任と義務を負いますが、動物は自由と権利のみを持ち、責任と義務を負いません。
政策分野
動物に関する政策は、動物を社会に包摂するための政策です。
ゆえに、政策分野は、行政全体の構造改革である「0.行政政策」と、「人に関する政策」の6分野(3.権利・教育・文化 4.保障 5.経済・金融 6.インフラ 7.法律・憲法 8国際社会)に対応しています。
政策の項目
項目
政策は、以下の項目に則って表記しています。
【課題】
【移行政策】
[推進策]
[抑制策]
【研究】
【最終政策】
アニマリズム党の最終目標は「動物解放」です。
しかしこの目標は、現在の価値観や社会経済システムとは乖離しており、一足飛びに実現することはできません。【課題】はその時の進捗により刻々と変化して、その時に行うべき政策も同様です。
ゆえに政策を、【移行政策】・【研究】・【最終政策】の3段階に分けます。
【課題】
各テーマごとに特に重要な課題のみを取り上げています。
課題の詳細は Issues: 問題 でご確認ください。(制作中)
【移行政策】
たった今苦痛に喘ぐ動物の状況を改善・解決し、可能な限り苦痛を減少させるため政策です。
政策は、その時点での市民の知識や価値観において社会が許容できる範囲で実現せざるを得ないのが現実です。そのことによって許容範囲を徐々に拡大し、より包摂的な政策を実現していくことになります。
現状行われている、動物愛護政策・動物保護政策・動物福祉政策・鳥獣保護政策・動物関連法令の改正のための活動や、動物利用製品の代替品の推進・人々の価値観を更新するための政策等を行います。
【移行政策】は、[推進策]と[抑制策]に分けられます。
[推進策]
そのテーマを動物解放の方向に推進させる政策であり、既存の価値観の更新・動物性製品の代替案の開発・動物産業の事業転換や労働者の転職等を支援するものです。
[抑制策]
そのテーマにおける、動物の苦痛や殺害数を減じさせ、人類の動物利用・搾取・殺害を減らすための政策です。
【移行政策】は、最終政策の達成を阻害せず、最も早く達成を実現するために有効であろうと予想される政策である必要があります。移行政策と最終政策は分離しておらず、重なり合っています。
【研究】
【研究】とは、移行政策・最終政策を実行し実現するための、【調査・研究・応用・開発】を表します。
【移行政策】と【最終政策】をつなぎ、各目標を達成するための、研究を同時進行で進めます。
例えば、動物製品の代替品、動物種ごとの生態やコミュニケーション方法、社会に包摂する優先順位、種ごとに必要な権利や法的保護などを研究し、社会に応用・実装してくための政策や制度を準備し、必要な技術を開発します。
【最終政策】
動物解放を実現するという最終的な目標を達成する段階の政策です。
動物の権利を憲法に明記し、関連法を立法し、動物を解放するするという最終的なゴールを実現するための政策です。
以下は、現時点における政策です。
アイデアや改善のご提案は、ページ最下部のフォームにお寄せください。
本ページの役割
各政策に関する内容が増加するに連れ、政策ごとに新しいページを作成します。
その時には、本ページは「動物に関する政策」のポータルページとして機能します。
課題
移行政策における課題
移行政策における課題とは、人類の動物利用によって、たった今起きている動物利用問題です。
動物利用問題は、動物への被害と、人類への被害に分けることができます。
2.動物に関する政策は、主に動物への被害に対処します。
動物への被害は、食 衣 娯楽 実験 野生の5分野に分けられます。
移行政策は現状に対処する政策であり、段階が進むに連れ、その時々の現状に対処する政策を立案・実行します。
詳細は Issues: 問題 へ。(制作中)
最終政策における課題
- 動物種ごとに必要な権利が異なります。生物の分類、生態、生息域、移動等を考慮する必要があります。
- 社会に包摂する動物種の順番を、その時々の社会の知識や価値観における許容範囲を考慮して決めなければなりません。
例えば、大型類人猿→小型類人猿→猿→野生動物 or 家畜動物(牛→豚→鶏)→?、といった順番です。 - 動物権利を獲得したとしても、現実的には、例えば歩いていて無意識に動物を踏む、車や電車などで動物を殺す、畑を耕しているときに動物を殺すなど、無意識に被害を与えることがあります。人類の生活と両立させるための落とし所が必要であり、どこで線を引くかということが重要になります。また、そういった人類による動物の被害は、テクノロジーの進歩によって改善していくことが予想されます。
- 人類は生存のために、必ず、生命や自然を利用・搾取・破壊し、環境に負の影響を与えます。 この負の影響を可能な限り削減する工夫や技術が必要です。
政策 0 行政改革
【課題】
- 行政の動物擁護政策・システムの不備
- 行政の動物擁護の重要性の認識不足
【移行政策】
[推進策]
- 動物庁を創設(法務省)
- 各省の動物行政を管理
- 移行政策・最終政策・研究・省庁間の調整・法律間の調整等の管理
- アニマリズムに基づく社会構築のためのシンクタンク機能を果たす
- 所有動物管理システム
- 人が利用している動物(畜産動物・伴侶動物・動物園水族館所有動物・実験動物等)の完全なデータベースを作成、管理する。動物種・名前・年齢・性別・移動歴・所有者等を管理し、動物を個別に追跡できるシステムを構築する。
- 野生動物管理システム
- 野生動物(野猫、野犬も含む等)のデータベースを可能な限り作成、管理する。動物種・識別番号・年齢・性別・居住範囲等を管理し、動物を個別に追跡できるシステムを構築する。
- 動物管理チーム
- 不妊去勢に関する研究(安全性、動物へのダメージの軽減、手法(手術・投薬)等)を行う。厳密な基準により必要と認められたケースにのみ最小限の処置を施す
- 各省の動物行政を管理
- 地方自治体ごとに動物管理施設を置き、動物擁護員を置く。動物管理施設は、地域の動物の管理を行い、自治体職員・住民・企業等への啓発活動を行う。動物擁護員は、動物虐待や動物関連法の遵守を監視し、通報を受け、告発を行う。
- 警察に動物部を創設 通報制度の整備を行う。
- 警察の動物部は、動物虐待者データベースを構築(動物・人間・社会の安全を優先する。動物虐待者へ適宜必要なケアや知識化を行う体制を作る)
- 日本の空港・港湾等における動物や動物製品の取り締まりを強化。密輸には厳しい罰則。動物に関するライセンスを持っていた場合は停止、再度取得することはできない
【研究】
- 最終的に動物を解放し、社会への包摂を達成するまでの、課題・移行政策・最終政策・研究・省庁間の調整・法律間の調整・進捗管理等に関する研究
【最終政策】
動物省創設のための立法(動物庁の機能を引き継ぐ)。
政策 3 権利・教育・文化
権利
【課題】
- 動物権利という言葉がほとんど知られていないほど、動物権利意識が未熟な状態
- 人権に関しても意識が低く、女性や子供の権利の制限や権利侵害を主張できてしまっている社会
- 権利を侵害されている人や人権活動を行っている人であっても、動物の権利侵害を行っている状態
【移行政策】
[推進策]
- 動物権利に関して啓発し、動物権利意識を醸成
- 人間による種差別・権利侵害を可視化し、意識化し、行動変容を促す
[抑制策]
- 種差別の禁止
- 動物を利用する人間の権利を縮小していく
【研究】
- 動物種ごとの権利の種類や範囲
- 動物種ごとの生態・能力・コミュニケーション・尊厳等に関する研究
- 種差別の可視化・分類・現状と、課題抽出・解決法・解決までのフロー等に関する研究
【最終政策】
動物権利を憲法に明記し、関連法令を制定する
- 動物の利用・搾取・殺害を違法化
- 人間が動物を所有権する権利を廃止
- 等
教育
【課題】
- 教育機関が、動物差別や動物搾取を推奨している状態
- 動物の生態や尊厳・権利、ヴィーガニズム・アニマリズムなどについてを学ぶ機会が無い
【移行政策】
[推進策]
- 動物の生態・能力・コミュニケーション・尊厳・共存等に関する知識化
- 動物保護施設やサンクチュアリの設立を支援し、動物を保護するとともに、動物の生態や尊厳・権利、ヴィーガニズム・アニマリズムなどについての教育施設とする
- 動物に関する大学・高校・専門学校等は、動物搾取に関する知識や技術ではなく、尊厳・権利・共存・保護等についての知識や技術を教える
- 動物倫理学の振興
[抑制策]
- 学校の動物搾取教育(動物搾取の正当化 動物園水族館への遠足 動物飼育 動物実験等)
【研究】
- 動物種に関する知識化(生態・能力・コミュニケーション・尊厳等)の研究
- 動物倫理に関する研究
【最終政策】
動物権利と人権を同等に教える
文化
【課題】
- 動物差別や動物搾取を前提とした文化が残っている状態
- その他、文化における課題へ(制作中)
【移行政策】
[推進策]
- 動物を尊重し共存する文化を醸成し、あるいは取り戻し、発展させる
[抑制策]
- 動物を搾取し、権利を侵害する文化を縮小し、適切な時期に廃止する。文化とは、祭り・楽器・道具・アート・ファッション・エンターテイメント・言語など。動物の権利は、表現の自由の権利等よりも優先される。
【研究】
- 動物を利用している文化の代替に関する研究
- 動物搾取文化の記憶を後世に残し、繰り返さないための研究
【最終政策】
動物を利用した文化を0にするために必要な立法を行う。
政策 4 保障、5 経済・金融
「4. 保障」は、日本在住の人々の生活に関する政策です。ここでは「消費者政策」と表記します。
「5. 経済・金融」は、日本経済に関する政策です。ここでは「産業政策」と表記します。
食
– ヴィーガン
消費者政策
【課題】
- 肉食者1人の食事のために、ヴィーガン12人分の土地を使用する
- 日本のヴィーガン人口の少なさ
- ヴィーガンに対する理解が低く、ヴィーガン・ノンヴィーガンの対立がある
- ヴィーガン食品が少ない(西洋では、ソーセージやベーコン、スクランブルエッグなど豊富な代替品がある)
- ヴィーガンの外食の選択肢が少ない。さまざまな格差がある(都市>地方、高価格>低価格など)
- その他、ヴィーガン_消費者政策における課題へ(制作中)
【移行政策】
[推進策]
- 完全菜食に関する知識化
- 菜食の推進
- 動物性食品(肉・乳・卵等)の代替食品を推奨
- 菜食を給食に導入。選択制に(ヴィーガン・ベジタリアン・動物食)
- 給食のミルクを選択制に(ライスミルク・豆乳・オーツミルク・その他植物性ミルク・動物の乳)
- ヴィーガン移行プログラムの実施
- その他、最終的にすべての人がヴィーガンになるための施策を適宜行う
【研究】
- 完全菜食に関する、栄養・精神への影響・身体への影響・環境への影響等の研究
- ヴィーガン移行プログラムの研究・開発
【最終政策】
すべての人がヴィーガンになるために必要な立法を行う
産業政策
【課題】
- ヴィーガン産業が少ない
- ヴィーガンとは何かを理解している産業が少ない
- 海外のヴィーガンの動向、ヴィーガン市場、ヴィーガン製品についての情報が少なく、ビジネスチャンスを逃している
【移行政策】
[推進策]
- ヴィーガン製品の開発・販売支援
- ヴィーガン産業振興。減税・補助金・人材育成等の支援
- 公共施設のメニューを完全菜食に移行
【研究】
- 動物性食品(肉・乳・卵等)の代替食品開発の研究
【最終政策】
すべての産業がヴィーガン産業になるために必要な立法を行う
– 植物農業
(*「植物農業」は、穀物・野菜・ナッツ類など、植物の生産を行う農業を指します)
消費者政策
【課題】
- 植物性食品のみで栄養が足り、健康に生きることができることが知られていない
- 野菜を食べることと、弱々しさの象徴が結び付けられている
- 野菜の生産と、人々の生活が分離している
- 健康な野菜を手に入れることが難しい
【移行政策】
[推進策]
- 植物性食品の消費税を0に
- 体に良い野菜に関する知識化
- 家庭菜園や市民農園の振興
- その他、最終的に植物農業のシェアを100%にするため施策を適宜行う
【研究】
- 体に良い野菜に関する研究
- 家庭菜園や市民農園の進行に関する研究。キットや農業カレンダーの開発など。
【最終政策】
すべての食品を植物性食品にするために必要な立法を行う(動物性食品は存在しなくなる)
産業政策
【課題】
- 日本の食料自給率が低い。特に大豆と小麦
- 生産者の高齢化や成り手の少なさ、減反政策などにより、植物性農業が縮小傾向にある
【移行政策】
[推進策]
- 植物農業・植物性食品企業を、補助金・税制優遇などにより拡大させる
- 代替食品・衣料への移行・開発・販売を支援
- タンパク質・ビタミン・必須アミノ酸を強化した植物性食品やミルクの販売を支援
- 動物性肥料・化学肥料・輸入肥料を使用しない、オーガニック・自然農を支援
- 動物や環境を保護することを目的とした農業の社会的起業を支援する
- 特に日本の象徴の一つでもある米を活用した食品・ミルク・栄養機能食品・衣料素材等の販売の拡大を図る
- その他、最終的にすべての農業が植物農業産業なるための施策を適宜行う
【研究】
- 干魃や多雨などの気候の状態や、エネルギー危機などに左右されず、安定的な生産を行える農業の実現に関する研究
- タンパク質・ビタミン・必須アミノ酸を強化した植物性食品やミルクの研究開発
- 米を活用した食品・ミルク・栄養機能食品・衣料素材等の研究開発
【最終政策】
すべての農業を植物農業にするために必要な立法を行う(動物農業は存在しなくなる)
– 動物農業(畜産)
(*「動物農業」は、動物を利用する農業を指します)
消費者政策
【課題】
- 動物性食品の生産が、動物に与える苦痛や、環境破壊についての知識化が遅れている
- 動物性食品を食べること、動物性食品があることが当然だと考えている
- 動物性食品が体を強くし、健康になると考えている
- 動物を食べることが強さの証明だと考えている
- その他、動物性食品を食べることにおける課題へ(制作中)
【移行政策】
[推進策]
- 畜産・屠殺業の秘密主義を解消させていく。情報公開を促進
- 動物性食品の生産に伴う動物の被害(心身の苦痛・病気・怪我・投薬等)について知識化
- 畜産業の厩舎、動物輸送、繁殖方法、身体への危害、搾取方法、産業にとって不要となる動物の扱い、屠殺などの映像を使った知識化を行う。ただし、その人の精神的な許容範囲に限る
- 動物を食べることによる、身体への影響に関する知識化
- 畜産による環境破壊について知識化
- 畜産製品に、生産表示の義務化(性別・福祉レベル・投薬情報・屠殺方法、屠殺された年齢等)
[抑制策]
- 動物性食品の消費税を上げる(税収は、動物保護や環境保護、植物性食品の開発に活用)
- その他、最終的にすべての人が動物性食品を食べなくなるようになるための施策を適宜行う
- 動物の遺伝子操作・クローン作成の禁止
【研究】
- 動物性食品を嗜好する仕組み、心身の中毒性の研究
- 動物性食品を食べなくなる原因・心理的過程・身体的影響に関する研究
【最終政策】
すべての食品を植物性食品にするために必要な立法を行う(動物性食品は存在しなくなる)
産業政策
【課題】
- 動物の苦痛が大きい産業であること
- 環境破壊・汚染・森林への放火・貧困・南北問題の原因となっている
- 人獣共通感染症の原因となっている(鳥インフルエンザ、Q熱、MRSA、コロナウィルス等)
- 感染症が発生するたびに動物の大量虐殺が行われること
- 動物産業が法律や補助金によって過度に保護されている
- 政治家の利権や天下りの温床となっている
- その他、動物農業(畜産)における課題へ(制作中)
【移行政策】
[推進策]
- 畜産による動物の苦痛に関する知識化
- 畜産による動物の心身の苦痛を減少させる措置(飼育環境、出産や搾乳による心身のストレス、屠殺時の心身の苦痛等)
- 環境負荷に関する知識化
- 植物農業・植物性製品販売・動物保護施設・環境保護事業など、動物倫理・環境倫理に適う業種への転換を支援
- 業務転換に伴う職能訓練・マーケティング・代替事業の立ち上げ等の支援
- 屠殺場従業員のメンタルヘルスに対するカウンセリングなどのケア
[抑制策]
- 妊娠出産
- 人工授精の段階的廃止
- 母子の授乳や別離等の時期を、各動物種の生態に準じた期間にする
- 成長期間
- 本来その動物が食べない飼料の禁止(肉骨粉、遺伝子組み換え飼料、牛を穀物中心の飼料で育てる等)
- 動物種ごとに面積あたりの飼養上限を決める。目的は、動物福祉、感染症防止、人獣共通感染症の防止等
- 抗生物質や薬剤の使用に上限を設ける。動物の環境は飼育環境改善と飼育数減で対応する
- 感染症防止のため、厳しいバイオセキュリティ基準を設け、徹底する。例えば、飼育密度・清浄さ・換気・試料・他種の動物との接触など感染可能性経路の明確化等
- 感染症を発生させた業者には厳しいペナルティを貸す。原因究明・再発防止のための調査・研究対象とする
- 感染症に罹患した動物の殺害を原則禁止。隔離・治療し、終生飼育することを基本とする。動物の苦痛が大きい場合、治癒の見込みがない場合には、厳密な基準に基づき判断した場合にのみ、苦痛が完全に無い安楽死を行う
- 産業の利益を目的とした投薬は全て禁止(妊娠促進剤、ホルモン等)
- 工場畜産(集約的畜産)と、工場畜産の高度化に関する研究・技術開発の廃止
- 動物虐待
- 身体へ危害・苦痛を与えること・不適切な飼育を禁止
- 牛 除角・断尾・去勢・耳標のためのピアス・繋ぎ飼い禁止
- 豚 切歯・断尾・耳のカット・耳標のためのピアス・ストール・ガス殺禁止
- にわとり くちばしの切除・採卵鶏から生まれたオスのひよこの殺害(ミキサー、窒息)・バタリーケージ・過密飼育・ガス殺禁止
- 動物虐待を行った従業員への罰則、施設への罰則
- 品種改良・品種改変の禁止
- 不自然に改変された動物の繁殖を禁止。本来の生態を取り戻す。不自然に改変された動物とは、乳量が異常に多い牛、ヴィール、獲得できる肉の部分が異常に多い豚、ブロイラー、異常な数の卵を産むように改変された採卵鶏、フォアグラなど。
- 身体へ危害・苦痛を与えること・不適切な飼育を禁止
- 屠殺
- 苦痛が大きい屠殺方法は禁止(ガス殺(二酸化炭素による窒息死)、熱湯に漬けるなど)
- 非気絶屠殺はすべて禁止
- 宗教の教義に基づく非気絶屠殺はすべて禁止。動物の苦痛の減少を優先(ハラール (イスラム教) ・ コーシャー (ユダヤ教) )
- すべてのと殺場・食肉処理場にライブカメラを設置。屠殺の監視や市民の議論の活性化に活用
- 動物の輸送についての規制を厳格化(例:輸送許可申請必須・動物福祉に基づいた輸送条件を設定・動物種ごとに輸送できる年齢の下限を設ける・水や食べ物の提供・過酷な環境下での輸送禁止・適切な環境下と時間帯に輸送を行う・輸送の時間は2時間未満・過密輸送の禁止・輸送距離の制限等)。違反には罰則
- 畜産生産物(生体・遺体)の輸出入禁止
- 動物性食品のパッケージや飲食店の看板に、動物の笑顔のイラストを使うなど、実態と異なる販売促進活動を禁止
- 動物性食品・畜産物(肉 乳 卵 昆虫 それら加工品等)へ課税(税収は、畜産業が環境に与えたダメージの回復、穀物・野菜・植物性食品など環境と倫理に配慮した製品の研究開発普及への投資、動物保護政策に活用)
- 畜産業への優遇措置と補助金の段階的廃止
- その他、最終的に動物農業と畜産動物を0にするための施策を適宜行う
【研究】
- 家畜動物の苦痛に関する研究(その苦痛を人が疑似体験できる技術の開発も検討)
- 家畜動物に関する研究(感情・感覚・意思・コミュニケーション・人間に対する感情・能力等)
- 家畜動物を段階的に減らしていく方法・行程・家畜動物のダメージを最小化する施策・予算・課題等に関する研究
- 畜産からの排出ガスによる温室効果、薬品・糞等による環境破壊に関する研究
- 畜産物による人間の心身への影響に関する研究
- 畜産廃止に伴う、畜産業終焉の方法・行程・人や経済等へのダメージを最小化する施策・予算・課題等についての研究
- 畜産業からの業種転換に伴う課題、代替事業、必要な保障等に関する研究
- 動物を利用しない動物代替食品(肉・乳・卵等の代替製品。植物性食品・細胞培養等)の研究
- 屠殺場従業員のメンタルヘルスに関する研究
【最終政策】
すべての農業を植物農業にするために必要な立法を行う(すべての動物農業(畜産)・屠殺場は閉鎖される)
– 植物漁業
(*「植物漁業」は、海藻など植物性海産物の生産・加工・販売・輸出等を行う漁業を指します)
消費者政策
【課題】
- 植物性海産物から作られた食品や製品の選択肢が少ない
【移行政策】
[推進策]
- 植物性海産物の消費税を0に
- 植物性海産物に関する知識化
【研究】
- 植物性海産物と、心・体への影響等への影響に関する研究
【最終政策】
すべての食品を植物性食品にするために必要な立法を行う(海棲動物性食品は存在しなくなる)
産業政策
【課題】
- 植物漁業のポテンシャルが十分に引き出されていない
- 植物性海産物から作られた食品や製品の研究・開発・販売が遅れている
【移行政策】
[推進策]
- 植物漁業・植物性海産物産業振興。補助金・税制優遇などにより支援
- 植物性海産物のヴィーガン食品・健康食品・衣料素材・医薬品等の、開発・販売を支援
- 植物性海産物由来のタンパク質・ビタミン・必須アミノ酸等を強化した食品の販売を支援
【研究】
- 植物性海産物の栽培技術に関する研究
- 植物性海産物のヴィーガン食品・健康食品・衣料素材・医薬品等の、研究
- 植物性海産物生産が、海洋環境に与える影響に関する研究
【最終政策】
すべての漁業を植物農業にするために必要な立法を行う(動物漁業は存在しなくなる)
– 動物漁業
(*「動物漁業」は、動物を捕獲・利用する漁業を指します。養殖は別に扱います)
消費者政策
【課題】
- 水棲動物の苦痛を感じる能力や生態について知識化されていない
- 動物性海産物は、水棲動物や、河川・湖沼・湿地・海洋環境に多大なダメージを与えることによって生産されていること、それらを食べることはダメージに加担していることであることについて知識化されていない
【移行政策】
[推進策]
- 漁業による海棲動物の被害について知識化
- 海棲動物を食べることによる、環境ホルモンや重金属による身体への影響に関する知識化
- 漁業による環境破壊について知識化
[抑制策]
- 動物を生きたまま調理すること(活き造り・生きたまま茹でる等)は、即時禁止
- 海棲動物の非気絶屠殺はすべて禁止
- 飲食店等に魚を入れた水槽を設置する場合には、動物福祉基準を満たさなければならない
- 海棲動物を利用した食品の消費税を上げる(税収は、海洋動物保護や環境保護、植物性海産物の開発に活用)
【研究】
- 海棲動物の苦痛に関する研究(その苦痛を人が疑似体験できる技術の開発も検討)
- 海棲動物性食品を嗜好する仕組み、心身の中毒性の研究
- 海棲動物性食品を食べなくなる原因・心理的過程・身体的影響に関する研究
【最終政策】
すべての食品を植物性食品にするために必要な立法を行う(海棲動物性食品は存在しなくなる)
産業政策
【課題】
- 漁業は、水棲動物に多大な苦痛を与えている
- 漁業は、河川・湖沼・湿地・海洋環境に多大な影響とダメージを与えている
- 漁業ゴミが、不作為、または意図的に環境に排出され、環境にダメージを与えている
【移行政策】
[推進策]
- 植物漁業(植物性海産物生産・加工・輸出・外食産業への販売等)・海洋環境保護事業など、動物倫理・環境倫理に適う業種への転換を支援
- 業種転換に伴う課題に対する訓練・情報提供・ネットワーキング・販路開発・補助金等を支援
[抑制策]
- 補助金などの優遇措置は段階的に廃止
- 魚種による漁業規制
- IUCNレッドリストのNT(準絶滅危惧)以上の漁業は即時中(クロマグロなど)
- 水産庁のレッドリストを改善する
- 環境負荷の高い漁業の禁止(底引網、トロール、刺し網など)
- 混獲の禁止。混獲した動物の遺棄を禁止
- 苦痛を伴う殺害を禁止(空気中での窒息死、放血死、ガス殺、氷冷)
- いずれ非気絶屠殺はすべて禁止にする
- 人間が食用にするすることを目的とした魚の放流の禁止(生態系のバランスを崩す)
- 動物を捕獲販売する漁業に課税(税収は、漁業が環境に与えたダメージ・海洋生物の生態系の回復に活用)
- 漁業生産物(生体・死体)の輸出入禁止
- 漁具に漁船番号を記入し、漁業ゴミのコスト負担を課す。漁具の投棄・遺失の防止、漂着ごみ・漂流ゴミ・ゴーストネットを減らす
- 漁業ゴミ・漂着ごみ・漂流ゴミ・ゴーストネットの回収に補助金
- その他、最終的に動物漁業と搾取される動物をを0にするための施策を適宜行う
【研究】
- 水棲動物に関する研究(感情・感覚・意思・コミュニケーション・人間に対する感情・能力等)
- 漁業による海棲動物の苦痛に関する研究
- 漁業の環境負荷に関する研究
- 漁獲された動物を段階的に減らしていく方法・行程・漁獲された動物のダメージを最小化する施策・予算・課題等に関する研究
- 漁業による河川・湖沼・海洋環境破壊、生物多様性破壊、環境負荷等に関する研究
- 漁業廃止に伴う、漁業終焉の方法・行程・人や経済等へのダメージを最小化する施策・予算・課題等についての研究
- 漁業からの業種転換に伴う課題、代替事業、必要な保障等に関する研究
- 水棲動物を利用しない動物代替食品(刺身・焼き魚・魚肉ソーセージ等の代替製品)の研究
【最終政策】
すべての漁業を植物農業にするために必要な立法を行う(動物漁業は存在しなくなる)
– 養殖業
(*「動物養殖」は動物の養殖、「植物養殖」は植物の養殖
「養殖動物」は養殖された動物、「養殖植物」は養殖された植物を指します)
消費者政策
【課題】
- 養殖動物がどのようにして育てられているか知らない。動物にとっては苦痛の大きい環境であり、汚染物質や抗生物質などの薬品が環境に流出している
- 養殖動物を食べれば環境負荷が低いと考えられているが、動物の苦痛や動物養殖業から排出される環境汚染物質や抗生物質などの薬品を考慮していない
【移行政策】
[推進策]
- 動物養殖による海棲動物の被害について知識化
- 動物養殖による海洋環境の影響について知識化
- 養殖動物を食べることによる、身体への影響に関する知識化
- 養殖植物(海藻など)を食べることによる、身体への影響に関する知識化
- 養殖植物にかかる税金を0に
[抑制策]
- 養殖動物にかかる消費税を上げる(税収は、海洋動物保護や環境保護、植物性海産物の開発に活用)
【研究】
- 動物養殖による、養殖動物の苦痛、環境への影響、人間の身体への影響に関する研究
- 動物養殖による、環境への影響、人間の身体への影響に関する研究
【最終政策】
すべての食品を植物性食品にするために必要な立法を行う(養殖による動物性食品は存在しなくなる)
産業政策
【課題】
- 養殖動物を育てるために、動物に苦痛を与えている
- 動物養殖業から、環境汚染物質や抗生物質などの薬品が環境に流出している
【移行政策】
[推進策]
- 養殖業者が、植物漁業(植物性海産物生産・加工・輸出・外食産業への販売等)・海洋環境保護事業など、動物倫理・環境倫理に適う業種への転換するための支援
- 業種転換に伴う課題に対する訓練・情報提供・ネットワーキング・販路開発・補助金等を支援
[抑制策]
- 動物福祉の推進・徹底
- 抗生物質や薬剤の使用上限を設ける。環境改善で対応する
- 優遇措置と補助金撤廃
- 養殖による製品に課税(税収は、養殖業が環境に与えたダメージの回復に活用)
- 養殖生産物(生体・死体)の輸出入禁止
- その他、最終的に養殖を0にするための施策を適宜行う
【研究】
- 養殖動物に関する研究(感情・感覚・意思・コミュニケーション・人間に対する感情・能力等)
- 養殖による薬品・糞等による河川・湖沼・海洋汚染、環境負荷に関する研究
- 水棲動物を利用しない動物代替食品(刺身・焼き魚・魚肉ソーセージ等の代替製品)の研究
- 養殖動物を段階的に減らしていく方法・行程・養殖動物のダメージを最小化する施策・予算・課題等に関する研究
- 養殖業からの業種転換に伴う課題、代替事業、必要な保障等に関する研究
- 養殖廃止に伴う、養殖業終焉の方法・行程・人や経済等へのダメージを最小化する施策・予算・課題等についての研究
【最終政策】
すべての養殖業を植物養殖業にするために必要な立法を行う(すべての養殖施設は閉鎖される)
衣
(*ここでは、「衣料品」は、繊維・生地・衣料・装飾品等を指します)
(*動物性衣料品とは、皮革・毛皮・ダウン・ファー・絹など)
消費者政策
【課題】
- 人間が身につける衣料品を作るために、動物に苦痛を与え殺していることが知識化されていない
- 動物性衣料品を身につけていることを意識しないほど、空気のように浸透している
- 動物性衣料品と植物性衣料品や化繊衣料品の選択が意識化されていない
【移行政策】
[推進策]
- 衣料品に利用される動物の状況に関する知識化
- 植物性衣料品の利用を推奨
- 綿・麻等
- 人工衣料品の利用を推奨
- 植物性人工皮革(ヴィーガンレザー) キノコ・パイナップル・リンゴ・ブドウ等
- 植物性人工繊維 レーヨン・ポリニジック・キュプラ等
- 人工皮革 ナイロン・ポリエステル・ポリウレタン等
- ヴィーガンファー:アクリル・ポリエステル等
- 化学繊維 ポリエステル・ナイロン・アクリル・ポリウレタン等
[抑制策]
- 動物性衣料品に課税(税収は、皮革産業等による環境破壊の回復や労働者の健康被害の保障、植物性衣料品の研究・開発・起業支援等のために活用)
【研究】
- 植物性衣料品の、身体への影響や安全性に関する研究
- 人工衣料品の身体への影響や安全性に関する研究
- 環境へのインパクトが少ない化学繊維・ヴィーガンファーの開発(マイクロプラスチックなど)
【最終政策】
すべての衣料品を植物性衣料品にするために必要な立法を行う(動物性衣料品は存在しなくなる)
産業政策
【課題】
- 動物性衣料品を作るために、動物に多大な苦痛を与え、殺している
- 動物性衣料品を作る際の化学薬品によって、労働者の健康被害や、環境汚染を引き起こしている
【移行政策】
[推進策]
- 植物性衣料品及び人工衣料品の開発・生産・販売を振興
[抑制策]
- 動物性衣料に使われている動物種について明確なラベル表示を義務化
- 人体・環境に悪影響のある薬品を使った衣料素材・衣料品の輸入禁止(経済的利益よりも、生産者保護・環境保護を優先)
- 野生動物の毛皮は即時違法化・輸入禁止(ゾウ・シマウマ・アザラシ等)
- 繁殖動物の毛皮は段階的に違法化・輸入は即時禁止(キツネ、チンチラ、ウサギ、ミンク等)
- 動物福祉基準がない国からの動物性衣料品は輸入禁止(中国からの、犬・猫・タヌキ等の皮革・毛皮、ガチョウやアヒルから生きたまま引き抜かれた羽毛(ライブピッキング))
- その他、最終的に動物性衣料品と産業を0にするための施策を適宜行う
【研究】
- 植物性衣料品に関する研究(開発 耐久性 環境への影響等)
- 人工衣料品に関する研究(開発 耐久性 環境への影響等)
- 動物を利用しないその他代替衣料品の研究
- 衣料用に利用されている動物を段階的に減らしていく方法・行程・動物のダメージを最小化する施策・予算・課題等に関する研究
- 動物性衣料に関する産業廃止に伴う、動物性衣料産業終焉の方法・行程・人や経済等へのダメージを最小化する施策・予算・課題等についての研究
- 動物性衣料に関する産業からの業種転換に伴う課題、代替事業、必要な保障等に関する研究
【最終政策】
すべての衣料品産業を、植物性衣料品産業(ヴィーガン産業)にするために必要な立法を行う(すべての動物性衣料品産業、屠殺場は閉鎖される)
娯楽
– 伴侶動物
(*伴侶動物: わゆるペット。犬猫・鳥類・昆虫等、動物界に属するすべての動物)
(*生態利用動物と: 介助動物・警察犬・災害救助犬・探知動物・兵器利用・その他人間の営みに生態を利用される動物(トリュフの探索等)のことを指す。生態利用動物に関する施策もここで扱う)
消費者政策
【課題】
- 誰でも伴侶動物を購入・入手し、飼うことができる。また、それが当然だと考えられている
- 伴侶動物に対して責任を取らなくても許される
- 伴侶動物を生かすために、他の動物を殺している
【移行政策】
[推進策]
- 伴侶動物として保護動物を受け入れることを推奨
- 伴侶動物が人間に与える機能を果たす、AIを活用したアニマトロニクスなど代替製品を推奨
- 動物の迷子は、所有動物管理システムを活用し、フリーダイヤルなどで通報し捜索する
[抑制策]
- 伴侶動物の入手・所有にライセンス制度(要研修・自費による必要な処置)を導入。必要要件:動物に関する知識・経済力・年齢・既往歴等、適格性。必要な処置:所有動物管理システムへの登録・識別票の装着・マイクロチップの装着・不妊去勢・ワクチン・保険への加入等)。基本原則は、人間の動物を所有する欲求よりも、動物の安全安心を優先
- 伴侶動物の入手・所有に課税(税収は、動物保護施設の設立運用等、動物保護に活用)
- 伴侶動物は、技術の発展に伴い段階的に減少させていく
- 遺棄は、所有動物管理システムによって監視されており、罰則が適応される
- 野生動物を伴侶動物とすることは即時禁止(野猫、野良犬、野生化した外来種以外)
- 生態利用動物は、技術の発展に伴い段階的に減少させていく
- 学校の動物飼育禁止。 動物についての学習は、アニマトロニクスやVRを活用して行う。
- その他、最終的に伴侶動物・生態利用動物を0にするための施策を適宜行う
- 獣姦の禁止。日本では獣姦が禁止されていない。法律を制定する(参照)
【研究】
- 伴侶動物の入手・所有に係る適切なライセンス制度の研究
- 最終的に伴侶動物・生態利用動物を0にするにあたっての伴侶動物・生態利用動物への負担、フロー、必要な法整備、抵抗に対応する知識化や心理的ケアに関する研究
【最終政策】
伴侶動物・生態利用動物を0にするために必要な立法を行う。(伴侶動物・生態利用動物は存在しなくなる)
産業政策
【課題】
- 伴侶動物生産産業は、動物に多大な苦痛を与えている(多産、帝王切開、不適切な飼育環境、劣悪な動物福祉、虐待など)
- 伴侶動物の生産によって、心身の障害を持つ動物を生んでいる
- 利権の保持に政治家を使っている
【移行政策】
[推進策]
- 伴侶動物の迎え入れは、動物保護を行っている非営利団体からの保護動物の譲渡のみとする。譲渡を行える非営利団体にはライセンス制と研修を設け、明確な基準を設けて厳正に審査する
- ペットショップ・ブリーダーに関しては、別途ライセンス性を設ける(動物に関する知識、動物福祉、既往歴等を審査する)(ペットショップ・ブリーダーの利益よりも、伴侶動物の安心安全が優先される)
- ペットショップ・ブリーダーの動物保護団体への業種転換を支援
[抑制策]
- インターネットを通じた動物の販売・譲渡は、産業・個人共にすべて禁止(保護動物であっても禁止)
- 専門店以外での動物の販売・譲渡禁止(ホームセンター・スーパー・イベント会場・お祭り・個人宅等)
- 単独飼育に向かない動物の単独販売禁止
- 動物の身体を傷つける行為を禁止(断尾、断耳、声帯切除、刺青等)
- 不適切な繁殖・飼育を定義して取り締まる(近親交配、母親あたりの出産数制限、親と離別するタイミング、室外へ出られる時間、散歩、ネグレクト、虐待、適切な医療ケア等)
- ペットショップ・ブリーダーなど伴侶動物繁殖業者は、定期的に立ち入りを行い、基準を満たしていない業者からはライセンスが剥奪され、再取得することはできない
- 危険犬種の繁殖は即時禁止。飼育は現在所有している犬が死亡して以降は禁止
- 純血種生産違法化(特に危険な動物や危険な血統の動物の生産禁止から行う)
- 品種改良(品種改変)違法化
- 伴侶目的の動物輸出入禁止
- 最終的には営利目的の動物生産・譲渡を違法化
- 動物福祉基準を満たさないペット用品は販売できない(動物に怪我をさせる恐れのある突起物等がついた首輪・電気ショックを与える首輪・その動物種にとって狭いケージ・金魚鉢等)
- 動物福祉基準を満たさない動物用飼料の禁止(腐敗した食材、添加物等、心身の健康を害する恐れのある食材を使用した飼料
- 動物の兵器利用を永遠に禁止。法律を制定する
【研究】
- AIを活用したアニマトロニクスなど、伴侶動物が人間に与える機能や学習機能を果たす代替製品の研究
【最終政策】
伴侶動物・生態利用動物を生産する産業を0にするために必要な立法を行う(すべての繁殖産業、ペットショップ、その他伴侶動物を商業利用する産業は廃止される)
– 展示動物
(*展示動物とは、人間が鑑賞・接触等を行うために利用されている動物。動物展示産業とは、動物園・水族館・熊牧場・動物を利用したカフェ・昆虫展示施設・観光牧場など)
消費者政策
【課題】
- 展示動物の現状や感じている苦痛について知識化されていない(抗生物質や精神薬の投与、不適切な飼育環境、精神異常、怪我、病気、異常行動等)
- 動物展示産業が教育機能を担っており、遠足等を通じて、動物利用・搾取の正当化を教えられている
【移行政策】
[推進策]
- 動物を利用しない代替サービスを推奨
- アニマトロニクス・VR・プロジェクションマッピング・ホログラム等の技術を活用した展示・学習機会を増加させる
[抑制策]
- 学校教育による、動物園・水族館等、動物展示施設への遠足等を抑制。行うのであれば、ネガティブな側面を同時に教える。例えば、戦時猛獣処分、人間動物園、異常行動や投薬の状況、これまでに施設が利用した動物(飼育動物、飼料として利用された動物、動物実験施設等に販売譲渡した動物)の数等。
【研究】
- 最終的に展示動物を0にするにあたっての展示動物への負担、フロー、必要な法整備、抵抗に対応する知識化等に関する研究
【最終政策】
展示動物を0にするために必要な立法を行う。(展示動物は存在しなくなる)
産業政策
【課題】
- 業界ぐるみで、展示動物の現状や感じている苦痛を消費者に知らせないようにしている
- 動物利用・搾取を肯定する教育事業を行っている
- 野生動物を捕獲・搾取し、環境破壊を行いながら、環境保護施設であると主張している
【移行政策】
[推進策]
- 動物保護施設の設立を推奨し、動物展示施設からの事業転換を支援。動物保護施設とは、傷病動物や外来種動物の保護・管理を行う施設。
- 動物保護施設の設立に際し、厳格なライセンス制度と適正な運営を監視する監視システムを導入。十分な資金を獲得できるように、市民が寄付等で支え、行政が支援する仕組みを作る。
[抑制策]
- 動物園・水族館等、動物展示施設による、野生動物の捕獲禁止
- 展示目的の動物の繁殖禁止
- 展示目的の動物の輸出入禁止
- 動物園・水族館等、動物展示施設による、余剰動物の殺害は即時禁止
- 動物の輸送には、畜産と同等の規制を設ける(「動物農業」参照)
- 動物展示施設の全動物データベースを構築、行政や市民が監視できる仕組みを作る
- 動物展示施設の開設・運営に厳格なライセンス制度を導入
- 適格性や動物福祉のレベル等を測る
- 基準に満たない施設は閉鎖。動物は基準を満たした施設に委譲される
- 動物園水族館は順次閉鎖し、より設備や技術が整った施設に動物を集める。また野生動物の保護機能を強化する
- 劣悪施設→民間施設→行政施設の順で閉鎖する。日本には、動物保護・リハビリテーション施設と、動物が存在しない動物園や水族館等が残る
- 鯨類の飼育禁止
- 金魚すくい、金魚の展示、繁殖禁止
- 錦鯉の繁殖禁止
【研究】
- 展示動物を代替するアニマトロニクス・VR・プロジェクションマッピング・ホログラム等の技術を活用した展示・学習に関する研究・開発
【最終政策】
動物展示産業を0にするために必要な立法を行う。(すべての動物展示施設は閉鎖される)
– 馬
(*馬利用産業は、生産牧場・肥育牧場・輸入業・競馬・馬術・乗馬・馬車・観光牧場・ホースセラピー・馬肉生産加工産業など、馬を利用する産業を指します)
消費者政策
【課題】
- 馬の利用搾取が、馬にどのような苦痛を与えているのか知識化されていない
- 馬利用産業について知識化されていない
- 競馬によって人生に取り返しのつかない影響を与えられる場合もある
【移行政策】
[推進策]
- 馬を利用しない代替娯楽を推奨
- アニマトロニクスなどの技術を利用した代替娯楽を推奨
[抑制策]
- ギャンブル廃止も検討
- 在来馬8種(与那国馬・宮古馬・トカラ馬・御崎馬・対馬馬・野間馬・木曽馬・北海道和種馬)の保存を段階的に中止。在来と名付けられているが、実際は外来種。
【研究】
- 競馬・ギャンブルによる、人の心身への被害等を研究
- 競馬・ギャンブル禁止による個人的・社会的、正の効果・負の効果を研究(他国・他文化・歴史等を検証)
- 競馬やギャンブルが好きな人々が、現在得ている効と同様の効果を得られ、動物を搾取せず、心身や人生へのダメージが無い、娯楽やアクティビティの研究
- 在来馬8種の保存中止に関する、馬への負担とケア、フロー、必要な法整備、抵抗に対応する知識化等に関する研究
【最終政策】
馬を0にするために必要な立法を行う。(日本に馬は存在しなくなる)
産業政策
【課題】
- 競馬産業が、ギャンブル中毒を発生させ、本人を含めた家族の人生に影響を与えている
- 競馬の八百長
- 馬利用産業への天下りや利権の温存先となっている
- 競馬の売り上げの一部が、畜産業振興のために使われている
- 馬術など、動物搾取が前提のスポーツが未だ存在している
【移行政策】
[推進策]
- 馬産業従事者が、養老牧場や動物保護施設など動物倫理・環境倫理に適う業種へ転職するための支援
[抑制策]
- すべての馬をトレースできるトレーサビリティ法を立法する
- 品種改変禁止
- 馬(生体・遺体)の輸出入禁止
- 競馬における鞭の使用禁止
- 競馬馬は原則的に修正飼育を義務付ける
- 競馬馬の殺処分に厳格な基準を設け、安楽な殺処分を義務付ける
- 施設状態や経営状態が悪い競馬場から順次閉鎖し、馬保護施設・養老馬牧場とする。将来的に競馬場を0にする
- 馬の生産を縮小させ、将来的には生産0にする
【研究】
- 競馬・ギャンブル禁止による、、経済的損失、産業の利益や行政の利権への影響と代替案に関する研究
- 競馬・ギャンブルによる、利権維持による日本国へのメリット・デメリット等を研究
- 競馬・ギャンブル禁止を行うためのフロー、必要な法整備、抵抗に対応する知識化等に関する研究
- 最終的に馬を0にするにあたってのフロー、必要な法整備、抵抗に対応する知識化等に関する研究
【最終政策】
馬利用産業を0にするために必要な立法を行う。(すべての馬利用施設、競馬場、乗馬施設などは閉鎖される)
– その他の動物娯楽利用
(*その他の動物娯楽利用とは、レース、闘争(闘犬・闘牛・闘鶏など)、サーカスがある。
動物娯楽利用産業とは動物娯楽利用する産業を指す)
消費者政策
【課題】
- 動物の娯楽利用のために、動物が多大な苦痛を受けている
- 動物の娯楽利用のうち、明らかな虐待であっても許容される
- 動物の娯楽利用に関して法整備が不十分
【移行政策】
[推進策]
- 動物を利用しない代替娯楽を推奨
[抑制策]
- Website・Youtubeなどの動画サイト・SNSなどへの、人間による動物虐待・人間によって促された動物による動物の捕食動画・画像の投稿を禁止。厳しい罰則を設ける
- 象牙の輸入・販売禁止
【研究】
- 動物虐待・動物に動物を捕食させる人々、それらを撮影しWebsite・Youtubeなどの動画サイト・SNSなどへ動画や画像を投稿する人々の思考・心理・生育環境、社会へのメリット・デメリットに関する研究
【最終政策】
娯楽利用される動物を0にするために必要な立法を行う(娯楽利用される動物は存在しなくなる)
産業政策
【課題】
- 動物虐待を楽しむ動物娯楽産業が存在している
- 産業や文化であれば、動物虐待で罰せられることを回避できてしまう
【移行政策】
[推進策]
- 動物娯楽利用産業を、動物を利用しない事業に転換するための支援
- 娯楽利用された動物の精神的肉体的ダメージ等に関する知識化
[抑制策]
- 動物にレースさせる行為を違法化。ハト・ポニー・アヒル・子豚レース等
- 動物に闘争させる行為を違法化。闘犬・闘牛・闘鶏・鳴き合わせ等
- 動物を利用したサーカスを違法化
- その他、娯楽利用目的の動物の繁殖を違法化
- その他、娯楽利用目的の動物の輸出入を違法化
【研究】
- 動物の娯楽利用によって得られる効果の研究と、その効果を代替できる技術の研究
- 娯楽利用されている動物に関する研究(感情・感覚・意思・コミュニケーション・人間に対する感情・能力等)
- 娯楽利用されている動物の種類、数、名前、年齢、性別等、完全なデータ作成、管理に関する研究
- 娯楽利用されている動物を段階的に減らしていく方法・行程・動物のダメージを最小化する施策・予算・課題等に関する研究
- 動物を利用した娯楽産業からの業種転換に伴う課題、代替事業、必要な保障等に関する研究
【最終政策】
動物娯楽利用産業を0にするために必要な立法を行う。(動物娯楽利用産業は存在しなくなる)
実験
(*実験動物とは、実験に使われる動物(猿、犬、猫、ネズミ、ウサギ、ハエ、魚など>
動物実験産業とは、動物実験に関わる産業(製薬会社、大学、専門学校、動物実験請負業者、実験動物生産会社、動物実験用器具販売会社等)
消費者政策
【課題】
- 動物実験で動物がどのような目に遭い、どのような苦痛を感じているか知識化されていない
- 無意味な動物実験が行われていることが知識化されていない
- 動物実験を行わない薬を選ぶための情報や選択肢が無い
- 心身の健康を保ち、病気を予防する重要性に関する意識や技術発展の余地が多分にある
【移行政策】
[推進策]
- 動物実験の秘密主義を解消させていく。情報公開を促進
- 実験動物が置かれている状況・苦痛等に関する知識化
- 3Rの推進(Replacement(代替) Reduction(削減) Refinement(洗練))
- 余剰動物の殺処分禁止。終生飼養を義務付け
- 動物実験を段階的に、迅速に代替実験に移行するための支援を行う
- ジェネリック薬品の利用を推奨
- 動物を利用しない薬品の利用を推奨
- 動物を利用しない代替医療の活用を推奨
[抑制策]
- 学校の動物実験禁止。模型やVRなどの技術を活用
- すべての動物実験施設にライブカメラを設置・公開。実験の監視や市民の議論の活性化に活用
【研究】
- 心身の病気を防ぎ健康を保つ、予防医療・食事・栄養・睡眠・運動・コミュニケーション・自然環境等に関する総合的な研究
【最終政策】
実験動物を0にするために必要な立法を行う
(食品、医療品、兵器、その他製品開発のための研究、基礎研究、遺伝子工学、医学、宇宙研究など、すべての実験動物は存在しなくなる)
産業政策
【課題】
- 無意味な動物実験、法的に必要であるという理由のみで行う実験を行っている
- 動物実験に関する情報提供が少なく、ブラックボックスの中で行われている
- 倫理ではなく利益優先の経営が行われており、動物実験・薬害・薬害を起こしてでも薬を売ろうとする姿勢・政治家や官僚の利用・天下り・医者の買収などの問題を生んでいる
【移行政策】
[推進策]
- 動物実験の重複を無くす仕組み(動物権利は、企業の利益に優越する)
- 動物実験の代替実験の研究開発を行う教育施設・研究施設・企業に対し支援
- 動物実験を行う教育施設・研究施設・企業に対し、代替実験への移行を支援
- 動物実験を行っていない薬に認証制度を設け、推奨する
[抑制策]
- 可能な限り動物実験を減らすため、動物実験を行う場合、代替できないか、なぜそれが必要か等、厳格な基準を設け、許可をを義務とする
- 動物実験を行う場合、映像で記録し、公開する
- 動物福祉を徹底徹底する
- 動物実験が許可されている国、動物福祉基準が低い国への動物実験の委託を禁止する
- 動物の遺伝子操作・クローン作成の禁止(トランスジェニック動物などの作成禁止)
【研究】
- 動物実験代替法の研究(コンピューターモデル、トキシコゲノミクス等)
- 代替医療の研究
- 学校の動物実験を代替する模型やVRなどの技術を研究
【最終政策】
動物実験産業を0にするために必要な立法を行う。(動物実験産業は存在しなくなる。すべての動物実験施設は閉鎖される)
野生
– 国内
【課題】
- 野生動物を敵対しする価値観、人間と野生動物の軋轢を野生動物を殺すことによって解消しようとする価値観が大きい
- 自然を知らない人、自然の中で動物を見たことがない人が増えており、その美しさや貴重さを知らない
- 野生動物が人間界に影響を与える振る舞いは、多くは人間が原因になっているということを知らない、あるいは認めない
【移行政策】
[推進策]
- 自然や動物の美しさ・貴重さ・尊厳に気づくための教育を行う
- 動物の暮らし・生息地の保護:動物保護区 奥山再生 ナショナルトラスト アニマルパスウェイ等
- 自然の尊厳を学ぶアクティビティ:自然に悪影響を及ぼさない範囲、あるいは厳格な基準内での、エコツーリズム 自然観察 動物観察 登山 ハイキング キャンプ バードウォッチング シュノーケリング スキューバダイビング等
- 動物産業への課税による税収を、野生動物との共存・保護や自然保護の推進等に活用
[抑制策]
- 昆虫採集の禁止
- 自然や動物に悪影響を及ぼすアクテビティ:動物の生息地を荒らす 山野草採集
- 野生動物へ食糧を与えること(いわゆる餌やり)を違法化(個体数増加や人界への流入等により、人の生活に迷惑をかけ、人間の動物への怒りを増幅させ、動物が狩猟される原因となる)
- 野良猫を殺害せずに段階的に減少させ、最終的には存在しなくする。猫は外来種であり、野猫が野外で暮らす、家猫を外に出すことで、日本の在来種であるネズミなどの哺乳類、鳥類、昆虫類を殺害し、生態系や生物多様性に影響を与えており、日本の在来動物を守ることができる。また、人による野良猫の虐待や殺害を無くすことができる。野猫は動物保護施設に収容。家猫は外に出さないように規制
- 不妊去勢が必要な環境、つまり繁殖可能性がある環境で飼育している場合は、何らかの方法での不妊去勢を必須とする。不妊去勢を徹底することで、最も早く個体数を減少させ、ゆえに動物の苦痛を最小化することができる
- 人の活動に関する環境アセスメントの強化
【研究】
- 動物の暮らし・生息地保護に関する研究
- 動物との共存に関する研究
- 自然の尊厳を学ぶアクティビティと、自然や動物に悪影響を及ぼすアクテビティの基準に関する研究
- 人界への流入の防止等に関する研究。人界への流入を防ぐ条件を研究し、人界と野生動物界の境界線を設計・設定するための研究
例:里山奥山再生・住宅道路都市開発・餌やり・生ゴミ・暖冬など気象との関係・地球温暖化など気候の変化との関係・害獣駆除との関係・ 殺さずに野生に返す方法等 - 農作物被害を防ぐ技術の研究
例:網・電柵・光・音・匂い・模型等、簡便・低コスト・複数種の動物に対応できる技術等。 - 野生動物の数を殺害せずにコントロールする研究
- 安全な不妊去勢の方法の研究
【最終政策】
野生動物の搾取・利用・捕獲・殺害を0にするために必要な立法を行う。(野生動物の尊厳と自由が保障される)
– 海外
【課題】
- ペット業者や動物園等に持ち込まれた外来野生動物によって、日本の自然や人間の生活に大きな負の景況を与えている
- 密輸で前科のある業者が動物ビジネスを行うことを止められない制度
【政策】
- 業者が違法行為を行った場合、動物関係のライセンスをすべて剥奪・再取得もできない
- 野生動物の輸入・輸出はすべて違法化。違反には厳しい罰則を課す。諸外国に、日本は野生動物の輸入・輸出をいっさいしないことを広く伝える
【研究】
- 外来野生動物を殺害せずに隔離・修正飼養するための研究
【最終政策】
- 日本に外来や生物が存在しない状況と作るために必要な対処と立法を行う(野生動物の尊厳と自由が保障される)
– 狩猟
(*消費者とは、狩猟を行う人。
狩猟産業とは、狩猟を行いその遺体を販売する人、狩猟道具の製造販売業者)
消費者政策
【課題】
- 個人的な娯楽のために動物を殺すことが許されていること
- 害獣駆除と称して動物を殺すこと。多くの場合、動物が害獣とされる原因は人間が作っている。
- 狩猟した動物を残虐な方法で殺害することがある。しかし自然の奥深くで行われるため、法や人の目が届かない
- 狩猟犬にまつわる問題。虐待的な飼養、犬に他の動物を狩猟の訓練として殺させる、用済みになった犬を殺す・捨てるなどの問題。
【移行政策】
[推進策]
- 狩猟に変わる娯楽の推奨
[抑制策]
- 娯楽目的の狩猟即時禁止
- 残酷な殺害方法禁止(動物を水没させて窒息死させるなど)
- 犬を利用した狩猟即時禁止
- 猟犬の繁殖即時禁止
- 個体数の維持や農作物保護のための狩猟は、研究の進展とともに、段階的に縮小し、可能な限り早く禁止に
【研究】
- 動物を殺すことを志向する人々の思考・心理・生育環境、社会へのメリット・デメリットに関する研究
【最終政策】
狩猟される動物を0にするために必要な立法を行う
産業政策
【課題】
- 違法である狩猟道具や、残虐な狩猟道具を販売している(トラバサミなど)
- 銃規制が動物には及んでいないこと
【移行政策】
[推進策]
- 動物を殺さずに、個体数管理、農作物保護策を開発・販売する企業を支援
[抑制策]
- 狩猟の標的とすることを目的とした動物の繁殖を違法化(ヤマドリなど)
- 狩猟関係の商品販売に課税(税収は野生動物との共存・保護政策に活用)
【研究】
- 野生動物を殺害せずに、個体数を維持する方法についての研究
- 野生動物を殺害せずに、農作物を防除する技術の研究
- 野生動物の個体、分布、数、数の増減、気候と数の増減の関係等を、可能な限り管理する技術とデータベースの構築に関する研究
【最終政策】
狩猟産業を0にするために必要な立法を行う。(狩猟産業存在しなくなる)
– 釣り
消費者政策
【課題】
- 人間の娯楽によって、動物が苦痛を与えられ、殺害されること
- スポーツフィッシングであっても、動物に心身の苦痛を与える
- 釣られる動物は環境そのものであり、釣りは環境を破壊する行為であること
- 釣りに伴う、漁具の投棄紛失、動物の領域に人間が入っていくことによる衝突
【移行政策】
[推進策]
- 魚の生態や環境における役割、釣りによって与えられる苦痛に関する知識化
- 釣りが与える環境へのインパクトに関する知識化
- 釣りの代わりになる、動物を搾取殺害しないアクティビティを推奨
[抑制策]
- 釣りに関し、動物福祉や環境保護の観点に基づく厳格なライセンス制度を導入
- 段階的に縮小させる
【研究】
- 魚の苦痛に関する研究(その苦痛を人が疑似体験できる技術の開発も検討)
- 釣りによる環境被害の研究
【最終政策】
釣りによって殺される、または危害を与えられる動物を0にするために必要な立法を行う
産業政策
【課題】
- 釣り道具の販売や販促活動によって、消費者政策における課題が発生する
【移行政策】
[推進策]
- 推釣り関係の企業が、河川・湖沼・海の保護事業や、環境保護の商品販売業に移行するための支援
[抑制策]
- 釣りの標的とすることを目的とした動物の繁殖を違法化(釣り堀など)
- 釣り関係の商品販売に課税(税収は野生動物との共存・保護政策に活用)
【研究】
- 釣り以外のアクティビティの開発と商品化に関する研究
【最終政策】
釣り産業を0にするために必要な立法を行う。(釣り産業は存在しなくなる)
– 捕鯨
消費者政策
【課題】
- 絶滅危惧種の鯨を捕殺している
- 捕鯨中止の民意が反映されていない政策の影響。例えば、支持していない捕鯨産業に税金が使われ、必要な社会サービスを阻害している
- プロパガンダに煽動されている捕鯨擁護
【移行政策】
[推進策]
- 鯨類の生態や地球環境への貢献に関して知識化
- 鯨類に対する倫理化
[抑制策]
- 鯨類が受けている心身の苦痛に関する知識化
- 日本の捕鯨に関する知識化(国際法違反、海賊捕鯨など捕鯨の負の面も伝える)
- 日本の捕鯨の経済的状況に関する知識化
- 鯨肉の危険性に関する知識化
【研究】
- 日本人の鯨類に対する意識や価値観の変遷を追う研究
【最終政策】
殺されるクジラを0にするために必要な立法を行う
産業政策
【課題】
- 税金で補填されないと存続できない捕鯨産業が残ってしまっている。税金の無駄と、有望な産業の振興を妨げている
- 捕鯨はSDGsに叶う、といったグリーンウォッシュを行っている
【移行政策】
[推進策]
- 鯨類レスキューチームの創設を支援。イギリスの団体に習う
- 捕鯨産業(共同船舶1社のみ)の、他種事業(海洋保護を水産省から委託するなど)への転換を支援。(*現在も税金によって成り立っているので、捕鯨でも鯨類保護でも変わらない)
[抑制策]
- 捕鯨に対する補助金の撤廃(すでに消滅しているはずの産業が税金の補填によって存続しているのは国民全体の利益に則さない)
- 国策としての捕鯨産業の保護を終わらせる
- 浮いた税収?十億円分は、捕鯨が鯨類や環境に与えたダメージの回復、鯨類をはじめとする海棲生物の保護に活用
- IWCへ復帰
- 鯨類の個体数に関する研究を水産庁が所管する組織ではなく、国際機関に委託
- ボン条約に加盟
【研究】
- 捕鯨による鯨類の苦痛に関する研究
- 鯨類の生態や地球環境への貢献に関する研究
- 捕鯨の環境に対するインパクトに関する研究
【最終政策】
捕鯨産業を0にするために必要な立法を行う。(捕鯨産業は存在しなくなる)
– イルカ漁
消費者政策
【課題】
- イルカ漁に関しての知識化が不足している(日本でイルカ漁を行っていること。イルカを食べていること。野生動物を捕獲し水族館等に販売し娯楽利用していること。またそれらイルカが心身共に苦しんでいることなど)
- 汚染されたイルカ肉が販売されている
【移行政策】
[推進策]
- イルカの生態や感覚、コミュニケーション、環境における役割等に関する知識化
- イルカに対する倫理化
[抑制策]
- イルカ漁によってイルカが受けている心身の苦痛に関する知識化
- イルカ漁の実態(殺害の様子や法令違反などイルカ漁の負の面も伝える)に関する知識化
- イルカ漁の経済(間接的な補助金、水族館への販売、中国への生体輸出等)に関する知識化
- 水族館におけるイルカの異常行動やいじめ、病気、投薬、繁殖等に関する知識化
- イルカ肉の危険性に関する知識化
【研究】
- イルカの生態や生息数に関する研究(日本は遅れている)
- 日本人のイルカを守る文化や神聖視する文化が、やがて水族館が搾取することを肯定する価値観にシフトしたことなど、日本人のイルカに対する意識や価値観の変遷を追う研究
【最終政策】
殺されるイルカを0にするために必要な立法を行う
産業政策
【課題】
- 野生動物であるイルカを捕獲して、国内外に販売していること。環境破壊でもある
- イルカの家族を分断し、捕獲・殺害し、場合によっては赤ちゃんイルカも殺していること
- イルカ漁によるイルカのダメージ(バンガーによる聴覚障害・追い込みによるストレスや筋肉の破壊・PTSDの可能性など)
【移行政策】
[推進策]
- イルカ漁師の植物漁業や他業種への転換を支援
[抑制策]
- 国策としてのイルカ漁産保護を終わらせる(隠された補助金の停止)
- イルカの輸出禁止
- 国内外のイルカ利用娯楽施設へのイルカ販売禁止
【研究】
- イルカ漁を代替する産業に関する研究・開発
【最終政策】
イルカ漁を0にするために必要な立法を行う。(イルカ漁は存在しなくなる)
政策 6 インフラ
(*インフラとは、私たちの私的生活、社会生活、経済・金融活動を支えているを支えている社会基盤のことです。ここでは、インフラに関わる動物に関する政策を示します。)
基本指針
【課題】
- 人間社会のインフラの構築・維持・運用が原因で、動物が犠牲になっている。
【移行政策】
- 動物が犠牲になっているインフラと原因をリスト化し、一つ一つ改善していく。
【研究】
- 動物を搾取しないインフラを構築するための研究
【最終政策】
- 動物を搾取しないインフラを構築する
以下、動物が影響を受ける主なインフラについて取り上げます。
廃棄物
【課題】
- 動物がゴミを食べる問題(カラス、ハト、ネズミ、ネコ、クマ、ハクビシン、キツネ、タヌキ等)
- ゴミを食べることによって、個体数の増加、人間界への流入、それらが原因で殺害されるなどの問題を未然に防ぐ。動物に食糧を与えること、いわゆる餌やりも同様の問題を発生させる。
【移行政策】
- 生ゴミを出す時に、動物が開けて食べることがない状態を作る
- 動物に食糧を与えること、いわゆる餌やりを禁止する
【研究】
- ゴミが決められたルート以外へ流出することを徹底して防止する技術・システム・ルール等に関する研究
- 増加してしまった動物を殺さずに、可能な限り動物に負担をかけずに減らす方策の研究
【最終政策】
動物がゴミを食べることを0にするために必要な立法を行う
エネルギー
【課題】
- タンカーの座礁・原油等の流出による海生動物の死亡・健康被害・環境汚染
- 風力発電用風車によるバードストライク
【移行政策】
- タンカーからの原油等の流出を未然に防ぎ、流出した場合はすぐに回収する
- 海棲動物のレスキューを行うためのチーム組成・手順・技術等を確立する
【研究】
- 人間のエネルギー獲得活動において、動物(人を含む)に被害を及ぼす課題を調査・整理・分析し、解決策を立案する研究
- タンカーからの原油等の流出の原因を特定し、未然に防ぐ方策を研究
- 原油流出後、すぐに回収できる技術の研究
- バードストライクを起こさない風車の開発
【最終政策】
人間のエネルギー獲得活動による動物の犠牲を0にするために必要な立法を行う
資源
【課題】
- 森林伐採による、オランウータンを始めとする動物の被害
- その他資源の採掘・輸送等による動物への被害
【移行政策】
- FSCマークがある木材のみの輸入を許可・FSCマークの信頼性を監視・国内産木材の振興
【研究】
- 人間の資源獲得活動において、動物(人を含む)に被害を及ぼす課題を調査・整理・分析し、解決策を立案する研究
【最終政策】
人間の資源獲得活動による動物の犠牲を0にするために必要な立法を行う
交通運輸
【課題】
- 生息地の分断
- ロードキル、騒音、光害、大気汚染、ポイ捨て
【移行政策】
- 道路沿いに網を設置する、アニマルパスウェイを設置するなど、現時点で可能な施策を行う
【研究】
- 交通運輸において、動物(人を含む)に被害を及ぼす課題を調査・整理・分析し、解決策を立案する研究
- センサーなどで道路を渡ろうとしている動物を知覚する装置・ブレーキなど回避装置の研究
- 車や電車などに衝突死する虫を0にするための研究
【最終政策】
交通運輸によって犠牲になる動物を0にするために必要な立法を行う
メディア
【課題】
- 動物搾取を推奨する番組
- 動物性食品産業を扱い、食べる番組
- エンターテイメント番組に、動物プロダクションからレンタルした動物を利用する番組
- 動物園や水族館に関するポジティブなニュースのみを流す番組等
- 種差別用語の使用
【移行政策】
- 動物搾取を推進する番組の規制
- 種差別用語の使用等、動物の権利を侵害する行為には、人権侵害と同等の規制を行う
【研究】
- 種差別擁護の可視化と、価値観の変更を促す研究
【最終政策】
メディアによって搾取される動物を0にするために必要な立法を行う
市民活動
【課題】
- 動物擁護、特に犬猫以外の動物を擁護する団体が少ない
- 動物保護団体の中には、動物虐待・人権侵害・詐欺・不透明な会計を行っている団体があり、全体の信頼性を損ねている
- 資金不足に陥っており、人的リソースが少なく、精神的な負荷がかかる状態で活動を行っている団体が多い
【移行政策】
- 動物のための市民活動を活性化する
- 動物サンクチュアリ・鯨類サンクチュアリ・犬猫等伴侶動物保護・野生動物保護等の活動を行う市民活動・動物保護団体の設立を支援する。良質な団体の存続を担保し、悪徳業者等を防ぎ、動物を守るためのライセンス制度を導入
- 適格性や運営状態は厳しく審査する
【研究】
- 成果主義の活動を推進するために必要な評価基準、教育や資金面での支援方法の研究
- 人材育成のための研究
【最終政策】
市民と行政が一体となって動物利用・搾取・殺害を取り締まり、必要であれば保護を行う体制を作るために必要な立法を行う
危機管理
【課題】
- バイオセキュリティの不足:新型コロナなど動物由来の感染症、人獣共通感染症が、世界的なインパクトをもたらし、今後動物搾取を続ける限り、起こり続けることが予想される
- でありながら、動物搾取の削減に有効な手段を取るどころか、無視している
【移行政策】
- 人獣共通感染症に関する徹底適期な啓発を行い、行動変容を促す
- 人獣共通感染症を防ぐために必要な政策をすべて行う。例えば、畜産と野生動物との接触を防ぐ、人間と野生動物の接触を減らす、畜産動物を減らす等)
【研究】
- 人間と動物が、相互に危機を与え合わない環境を確立するための研究
【最終政策】
人獣共通感染症を起こさず、人間と動物が相互に危機を与え合わない環境を確立するために必要な立法を行う
政策 7 法律・憲法
【課題】
- 現在の動物関連法令による規制が不十分
- 罰則が軽い
- 動物権利を保障する憲法ではなく、法律も無い
【移行政策】
- 動物擁護について、世界のリーダーを目指す。
- 動物愛護管理法・鳥獣保護管理法等、動物関連法令を、より厳しく、動物権利を尊重するものに改正する。
- 動物愛護管理法
- 罰則強化、最高10年の懲役(世界で最も厳しい)
- 愛護動物の範囲を動物種全体に拡大(両生類、魚類、軟体類、昆虫類等)
- 鳥獣保護管理法
- 娯楽のための狩猟禁止
- 動物愛護管理法
- 優先度の高い課題から違法化する(*優先度が高いとは、動物の苦痛の度合いが高いこと)
優先度の高い課題とは、例えば、- 食・衣類
- 家畜動物の苦痛(除角・断尾・切歯・断尾・ストール・バタリーケージ等)
- 生きたまま調理される動物の苦痛(活き造り・生きたまま茹でる等)
- 娯楽
- 伴侶動物の苦痛(パピーミル・ガス殺)
- 動物虐待の範囲の拡大と厳罰化
- Website・Youtubeなどの動画サイト・SNSなどへの、人間による動物虐待・人間によって促された動物による動物の捕食動画・画像の投稿
- 実験
- 心身の苦痛が大きい実験
- 野生
- 娯楽目的の狩猟
- 野生動物の残酷な殺害(動物を水没させて窒息死させるなど)
- 食・衣類
【研究】
- 移行政策のための研究
- 動物の権利を段階的に付与していくために必要な研究
- 権利を付与する順番・根拠
- 種ごとの生態等に基づく権利の設定
- 解放方法・課題・手順・アフターケア
- 共存方法・課題
- 動物の権利を段階的に付与していくために必要な研究
- 最終政策のための研究
- 動物権利を憲法に明記し、動物関連法令を改正・廃止し、必要な立法を行うための研究
- 憲法と各法律が有機的に連携し、抜け漏れなく可能な限り動物権利を実現する法体系の研究
【最終政策】
動物権利を憲法に明記し、関連法令を制定する。(日本国内に存在する人類による動物の意図的な利用・搾取・殺害は全て違法化)
日本国憲法
(*日本国憲法に倣い、動物の権利を記述)
第三章 動物の権利
第十条 動物たる要件は、法律でこれを定める。
第十一条 動物は、すべての基本的動物権の享有を妨げられない。この憲法が動物に保障する基本的動物権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の動物に与へられる。
第十二条 この憲法が動物に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。
第十三条 すべて動物は、個の動物として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する動物の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
第十四条 すべて動物は、法の下に平等であつて、種により差別されない。
第十八条 すべて動物は、いかなる奴隷的拘束も受けない。
第三十一条 動物は、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。
第三十二条 動物は、裁判所において裁判を受ける権利を奪はれない。
政策 8 国際社会
【課題】
- 動物が置かれている状況、動物の心身の苦痛、生態、動物権利など、動物に権利を保障すべき根拠に対する認知が低い
- 動物は人間の下位の存在であり、利用して良いものだという共通認識、法制度が共通している
- 国際社会として、動物権利を保障する体制になっていない
- SDGsが、動物を動物自身のために守るのではなく、人間の利益に窮するために守るとなっており、人間中心主義に基づき作成されている
- 日本はボン条約を批准していない
【移行政策】
[推進策]
- ボン条約を批准
- 移動性動物保護のための国際連携を強化
- 野生動物を世界的に連携して保護する
- 地球動物管理システムの構築
- 各国動物党の連携
[抑制策]
- 家畜動物を世界的に連携して減少させる(家畜動物数削減条約等をリード)
- 国家や自治体間の動物の贈り合いを禁止に
- 国家間の動物の移動の原則禁止(例外:密輸された動物を現地に帰す等)
【研究】
- 動物に関する国際条約の研究(例えば、家畜動物数削減条約、動物福祉条約、動物権利条約など)
- 家畜動物を減少させ、野生動物を増加させる方法や技術等に関する研究・実施・評価
- 地球動物管理システム構築・運用のための研究
【最終政策】
動物権利を保障した国際条約を制定する。(人類による動物の意図的な利用・搾取・殺害は全て違法化)
(目黒峰人)
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